こんにちは。今回ご紹介するのが「越後ファーム」の「奥阿賀産こしひかり」です。しかしながら私、スーパーでお米を買ったことがないのです。では、どうしているのかというと、家が農家さんでなくても、お米は知り合いの農家さんから直接玄米の状態で買って、それを必要な分だけ自分たちで精米して食べています。
ですので、新潟にはいたるところに無人の「精米自動販売機」があります。米どころ新潟の「あるある」ですね!
しかも…精米の好みもこんなに選べるこだわり。
適地適作
皆様は「適地適作」という言葉をご存知ですか? 適地適作とは、その土地に適した、その土地でこそ美味しく育つ品種が作られることを示す言葉で、お米であれば、どのような水田環境で、どのような生産者がどのように作ったお米であるかが重要なのです。単に「コシヒカリ」と言っても、「同一品質」ではないということ。では、この「適地適作」基づいて越後ファームさんのコシヒカリをご紹介します。
越後ファームのコシヒカリ
もとより新潟は、お米作りに適した気候です。雨や雪が多くて毎日どんより……なイメージがあるかと思いますが、五月から十月にかけての日照時間は、東京よりも長いんですよ。この夏の長い日照時間が、良質のお米を育んでくれます。
越後ファームさんの水田は、新潟の奥阿賀にあります。ここは天然の広葉樹林から流れ
出た、そのままでも飲むことができる渓流水が流れ込み、耕作する田んぼに生活用水が
混入することがありません。水質はミネラルを豊富に含む銘水です。
そして、生産者はこの道60年の清田相談役をはじめとするプロ集団です。
さらに!貯蔵は「雪蔵貯蔵」といって、雪冷熱を生かした雪国ならではのお米の貯蔵
システムで、出荷するまでここで保存されます。
以前、私はお酒の貯蔵システムで同じように雪冷熱を利用した「雪室貯蔵」の中にお
邪魔したことがありますが、まさに自然の冷気で、エアコンの冷気と違って寒くてもストレスを感じませんでした。
そんな素晴らしい環境で作られ、貯蔵されたお米を、出荷直前にもみから玄米にして精米したのが越後ファームさんの特別栽培米コシヒカリです!
ちなみに、「特別栽培米」というのは、その地域で一般的に作られているお米に比べて、農薬と化学肥料の使用量が半分以下ということです。安心安全の優等生に付けられる称号と思って下さい。
ちょっと熱が入り過ぎて説明が長くなってしまいました。では、さっそく実際に頂いた様子を……。
さっぱり食べやすく冷めてもおいしい
ツヤツヤ。やっぱり、魚沼産コシヒカリとはまた味わいが違います。個人的な感想ではありますが、甘味や粘りは思った程強くなく、逆にそこが食べ易いです。さらりといくらでも食べれてしまう感じ。食べ飽きしないから毎日のお食事にはピッタリですね。
それに、美味しいお米って炊きたてはもちろん、冷めても美味しいです。お子様や旦那様にお弁当を作っているご家庭には、ぜひ、その違いを確かめて欲しいです。
炊いて食べるだけじゃない! アレンジいろいろ!
余ってしまったご飯、皆様はどうしていますか? ラップにくるんで冷凍もありですが、それだけではもったいないので、私は「甘酒」を作ってみました。
余ったご飯をお粥にして……
米麹を合わせて……
炊飯ジャーで保温するだけで完成!
クックパッドに沢山レシピがあるのでお試し下さい。今流行りの「飲む点滴」が自宅で、しかも美味しく作れます! だって材料のお米が美味しいから!!!
オリジナルレシピは広がります
せっかくを作ったので、その甘酒とポン酢と小松菜をミキサーにかけて、自家製ソース(配合はお好みで)。
甘酒とポン酢以外は、小松菜でなくてもほうれん草やネギ、何でもいいと思います。基本、ポン酢味なので、ポン酢をかけて食べるお料理になら何でも合わせられるし、ポン酢そのままよりまろやかになっていいですよ。何より栄養満天!
さらに、余ったご飯を使って舞茸と卵の雑炊を作りこのソースをひとかけ。まさにお米づくし! 美味しいお米だからこそ、楽しみも無限に広がりますね。